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こどもエコー外来

股関節エコー、腎臓エコー
乳児股関節脱臼および先天性腎尿路奇形の早期発見を目的として、生後1か月~6か月のお子様を対象にエコー検診をしています。
(腎エコーは年齢制限はありませんのでどの年齢でも検診可能です)
痛みや被曝はなく、基本的に絶飲食は不要で、入眠剤は使用しません。

検査日 : 毎週水曜日(予約システムでご予約ください。初診の方は電話にてお問合せください。)
検査時間: それぞれ約5分
検査費用: 1000円(股関節エコー 500円 、腎エコー 500円)
      *一部保険適応となる場合があります。
      *股関節エコー、腎エコー単体の実施も可能です。
                 *予防接種と同時にエコー検診も可能です。同時に希望されるかたは、予防接種で予約をしていただき、来院時に受付へエコー希望とお伝えください。

《乳児股関節脱臼》
大腿骨頭が骨盤のくぼみから外れた状態。
出産直後から完全に脱臼していることもありますが、大部分は未成熟な骨盤のくぼみが原因で徐々に脱臼へと移行することが多く、正式名称は「発育性股関節形成不全」といいます。
股関節脱臼の多くは開排制限(股関節の開きが悪い)や鼠径部・大腿部のしわの非対称から疑われます。しかし、これらの所見を認めない例も存在しています。グラグラせず、痛みもないため気づかれにくく、放置すると歩行障害、さらに成人の変形性股関節症の原因になります。
早期発見・早期治療が重要で、生後6か月までなら装具で整復できることが多いです。
頻度:1000人当たり1~3人。
特に、下記のリスク因子がある赤ちゃんにおすすめしています。エコーは、脱臼のほかに、股関節の発達具合を評価できます。
 〔リスク因子〕
  ①女児
   男児より関節が柔らかいため。男女比 1:5~1:9。
  ②家族歴:母親、祖母、姉妹、叔母、いとこなど血縁者の股関節疾患
   骨盤の形は遺伝的要因と関連しているため
  ③骨盤位(逆子)
   子宮内で両足を伸ばしている姿勢をとることが多いため
 ※生後7か月以降は骨頭の骨化が進みエコー検査が難しくなるため、生後6か月までの赤ちゃんを対象とさせていただきます。
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