●ERA(エラ/子宮内膜着床能検査)
子宮内膜における着床に関連する遺伝子の発現を調べることで、着床に適切なタイミングを判定する検査です。子宮内膜が胚を受容できる時期や期間には個人差があり、ERAを受けた方の30%近くで着床時期のずれが確認されました。ERAを行い適切な時期に移植することで、妊娠率が24%上昇したという報告もあります。
●EMMA(エマ/子宮内膜マイクロバイオーム検査)
子宮内膜に存在する細菌の種類と量を測定し、バランスが正常であるか調べる検査です。子宮内にも様々な菌が存在しており、乳酸菌が優位な状態が妊娠に適した環境であると近年の研究で明らかになりました。検査の結果、乳酸菌が優位ない場合には適切な治療を行なうことで、子宮内環境の改善・妊娠率の向上を目指します。
●ALICE(アリス/感染性慢性子宮内膜炎検査)
子宮内膜に存在する慢性子宮内膜炎の原因となる細菌を検出する検査です。検出された菌に応じて抗生物質や治療法を選択することができます。